おうちで映画時間。

アマプラなどで見た映画の感想を書いています。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ちょこっと感想。

 

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』2021年公開

 

エヴァンゲリオンと出会ったのは、たしか小学校高学年頃でした。

その頃、私は結構夜更かしをする子どもで、

たまたまつけたテレビでそれは流れていました。

なにか大きなロボットのようなものが戦って、血が飛び散り、

黒背景に大きな白文字のインパクトのある画面。

一気に惹き込まれたことを覚えています。

それから夜中になるとテレビをつけては、そのアニメに見入っていました。

再放送のエヴァンゲリオン

それが私とエヴァとの出会いです。

 

あれから私は大人になって、改めてアニメを1話から見て、最初の映画を見て。

その後、偶然出掛けた先で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の『破』を見て、

子どものときに感じた衝撃を再び味わいました。

 

そして『シン・エヴァンゲリオン』。

私はずっとずっとエヴァを追っていたわけではないけれど、

それでも「ああ、ついに終わったんだ」と思いました。

その「終わった」は寂しいとか悲しいの類いではなくて、

なんだか安心するような心地良い「終わり」の感覚でした。

 

細かな考察とかは得意ではないので、これはただ一個人の感想です。

小学生の頃に出会った『碇シンジ』という主人公。

私の中でずっとずっと子どもだった彼が、

自分で選択して、父親と向き合って、前を向いて足を踏み出して、

そうして大人になる姿を見ることができてとても胸が熱くなりました。

 

碇シンジ』というキャラクターには、思春期のすべてが詰まっていて、

見ていて少し恥ずかしくなったり、だけれど懐かしくなったり、

もうすっかり大人になってしまった私にもあったであろう、

『いつかのあの日』を思い出させてくれます。

 

だからこれはもう一度繰り返すと、

本当にあくまで私の一個人の感想になるのですが。

私の中でエヴァって青春映画なのかもしれないなぁ。