おうちで映画時間。

アマプラなどで見た映画の感想を書いています。

映画感想『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』

 

『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』2011年

 

ある日空から降ってきたロボットのパーツたち。

のび太ドラえもんはそれを組み立てザンダクロスと名付けて遊ぶ。

しかしそのロボットはメカトピアから送られてきた対人間用兵器だった。

人間を捕獲するために地球を攻めてくるメカトピアの鉄人兵団。

そして出会う不思議な少女リルル。

のび太たちは地球を守るために立ち上がるのだった…。

 

ドラえもんとリメイク新ドラ映画はほぼ見ているのですが、

なんだかんだ新鉄人兵団を見る機会を逃し続けていて、

今回やっと見ることができました。

 

泣ける泣けるとは聞いていましたが、本当にびっくりするくらいの号泣っぷり。

芽生える友情とか、自己犠牲だとか、さよならだとか、

そういう物語にとことん弱いのです。

 

ドラえもん映画の好きなところがいくつかあって。

序盤の無邪気に遊び尽くすターン。

あちこちに張られる綿密な伏線とその回収。

魅力たっぷりなゲストキャラ。

ドラえもんさんのすることが絶対正義。

みたいなところが特に好きなんですよね。

 

今作で言うと、メカトピアからやって来てのび太たちに立ちはだかる少女リルル。

そしてリルルに助けてもらったロボットのジュド(ピッポ)。

ずっと一緒だったふたりが、地球に来てからまったく違う行動を取り、すれ違ってしまう。

ジュド(ピッポ)とリルルの心の葛藤や、考え、大事にしているものなど、

とても丁寧に描かれていて、気づくと涙が溢れていました。

 

のび太とジュド(ピッポ)、そしてしずかちゃんとリルル。

このコンビの対比もいいなぁ、と思います。

地球のふたりの優しい心が、メカトピアのふたりの心と繋がって、

そうして一緒に戦って地球を守っていく。素敵な物語でした。

自分が消えようとも、地球を守ってくれたリルルに涙が止まりません。

 

映画ということもあって、作画のクオリティもとても高くて見入ってしまいます。

小さな子がたくさん見にくる映画ということもあって、

動きも大胆にコミカルにオーバーに、ということなのでしょうか?

戦闘描写も迫力がすごくて、本物のロボット映画!?と思うほど。

あー、映画館で見たかったなぁ、とちょっと後悔な気持ちです。

 

誰も知らないところで、今日も地球の危機を救ったのび太たち。

ドラえもんの映画って夢と浪漫とかっこよさが詰まっていて好きだなぁ。

子どもの頃も、大人になった今も、変わらず楽しめる作品ってすごい!!