おうちで映画時間。

アマプラなどで見た映画の感想を書いています。

映画感想『幸せへのキセキ』動物園付きの家ってどう?

 

幸せへのキセキ』2012年

 

妻を亡くし、息子、娘と三人暮らしをしているベンジャミン・ミーは、

ある日、思い切って環境を変えようと家族で引っ越しをすることに。

しかし購入した物件には、なんと閉園状態の動物園がついてきて!?

 

人生で大切な20秒の勇気。

 

動物園や水族館がとても好きです。

東京で暮らしていた頃は上野動物園によく遊びに行っていました。

だけれど、田舎に引っ越してからは動物園に行く機会もほとんどなく。

映画を見ながら「動物園行きたい!!」という気持ちが強くなりました。

 

この映画は、『動物園の再建』と『家族の絆を取り戻す』

という2つの大きなテーマが描かれていて、

どちらも良い方向へと進んでいってくれるハッピーな作品でした。

登場人物のキャラクターもどこかコミカルに描かれていて、

重めなテーマだけれど親しみやすくて、見た後の疲れもなかったです。

 

そして大事なことなんですが、めちゃめちゃ泣けます。

反抗期の息子と父親が互いの思いをぶつけあって、

少しずつわかりあっていくシーンはもうぼろ泣きでした。

というか、終盤はずっとティッシュ片手に映画を見ていました。

家族モノが好きな方にはかなりクる映画なんじゃないかなぁ。

 

中学生の息子、7歳の娘。早いうちに母親を亡くした心の傷って想像がつかないです。

気持ちを表に出さず我慢している息子、まだ小さく純粋な娘、

妻のことが大好きできっと一番辛いのに、父親をしなければいけないベンジャミン。

一家の問題を抱えたまま、それでも時間は進んでいって。

父はなんとか頑張ろうと田舎の動物園付きの家を買う。

これをきっかけにいろんな人々に出会って、支え合って、

結果として動物園も再開できて、家族の仲もうまくいく。

トントン拍子に見えるけれど、ものすごい苦労があったはずで。

 

作中で人生には『20秒の勇気』が大切だと、何回か出てきます。

動物園を買ったときも、その後のいろいろな決断も、

きっとベンジャミンは父として、人として20秒の勇気を出したのだと思う。

この言葉って、とてもいい言葉だな、と思う。

私も胸に刻んで生きていきたい。

20秒の勇気があれば、きっといろんなことに挑戦できるはずだから。

 

それにしてもこの作品、動物が可愛いのはもちろんのこと、

娘のロージーが本当に本当に可愛い!!!!!

口が達者なおませな女の子なんです。本当可愛いので見てみてください。

それと、個人的にギャグの雰囲気が好みだったかな。

 

そしてびっくりすることに、こちらの作品、

実話を映画化したようで…!!

すごい人がいるんだなぁ。

 

幸せへのキセキ

幸せへの奇跡でもあるし、幸せへの軌跡でもあるんだと思いました。