おうちで映画時間。

アマプラなどで見た映画の感想を書いています。

映画感想『あと1センチの恋』幼馴染みって難しい。

 

『あと1センチの恋』2014年

 

小さな頃からいつも一緒にいる幼馴染みのロージーとアレックス。

そんなふたりはお互いに想いを秘めていて。

しかしある事件をきっかけにふたりは離ればなれになり…。

 

とてつもなくもどかしく苦しい映画でした。

お互いがお互いを想い合っているのに、運命はいたずらばかり。

近づいては離れ、すれ違い、傷つき合い…。

恋愛の苦しさがぎゅっと詰め込まれた、そんな映画でした。

 

ロージーとアレックスは幼馴染み。

誰よりもお互いを理解している関係だけど、恋愛となると難しい。

関係が変わってしまう恐怖とか、まさか自分たちが恋人にだなんて、

とか、そういう余計な気持ちが生まれてしまうのかもしれない。

幼馴染みって難しいんだなぁ。

 

アメリカの大学に夢を叶えるために一緒に進学しようと約束していたふたり。

ですが、ロージーの妊娠という大きな出来事により、

ふたりの運命は大きく変わっていきます。

 

ロージーの彼氏はアレックスじゃないし、

アレックスの彼女は次々と変わっていくめまぐるしい展開。

別れたりくっついたり、すぐ体の関係になったり、

ちょっと自分の恋愛観とは違いすぎて戸惑うところが多々ありましたが、

エンタメ作品として見たら、ドラマチックでエキサイティングなのかな。

 

とにかく運命に翻弄されて振り回されるロージー

見ていて辛くなりますが、同時にがんばれ!!という気持ちも大きくなっていきます。

なんだろう。まるで自分がロージーの女友達になった感覚というか。

映画が進むにつれて「ロージー、幸せになって!!」という気持ちが強くなりました。

 

ロージーが幸せになるための10年間。

人生ってうまくいくときもあれば、そうじゃないときもある。

だけど諦めずにいればいいことが待っているのかもしれない。

そう思わせてくれる映画でした。

それと、気持ちに素直になること、かな。

 

ちょっと重たい恋愛物語だったけれど、

コミカルな演出が多いので見やすかったと思います。