おうちで映画時間。

アマプラなどで見た映画の感想を書いています。

映画感想『ファブリックの女王』波瀾万丈な社長の素顔。

 

『ファブリックの女王』2016年

 

北欧の有名ファッションブランド『marimekkoマリメッコ)』。

その創業者アルミ・ラティアの人生はとても波瀾万丈だった…。

 

ファッションだけじゃなく、インテリアや食器なども有名なマリメッコ

私自身マリメッコの食器類が好きで集めているので、

アマプラで見つけて「これは見なければ!!」と視聴を開始。

 

この映画の面白いな、と思ったところは、

これがただの伝奇モノやドキュメンタリーではないところ。

どういうことかというと、

マリメッコ創業者アルミ・ラティアの演劇舞台モノ』なのです。

役者がアルミを演じる。ちゃんと監督もいるし、舞台セットもある。

舞台を通して、役者は『アルミ・ラティア』がどういう人物で、

どういうことを考え、どう生きてきたのかに迫っていく。

というちょっと変わった作りになっていて、そこがとても面白い。

 

簡素なセットなどを見ると、そこが演劇の中というのがわかるのに、

まるで本当のアルミやマリメッコの従業員がそこで生きているかのよう。

かと思えば、打ち合わせのために監督と話し合う『舞台裏』が映し出されたり。

間違いなくマリメッコ創業者アルミ・ラティアの物語ではあります。

ですが、それと同時にひとつの演劇モノとしても楽しめる映画になっていました。

 

ブランド自体は好きだけど、よく知らなかったマリメッコ創業者アルミ・ラティア。

映画で描かれているのはほんのひとときのことですが、

それでも波瀾万丈っぷりは相当なものだと思いました。

そして映画の中のアルミはとても情熱的でとても破天荒。

だけれど、さみしがり屋で不安もいっぱい。

なんだか不思議な人柄ですね。

なにか大きなことをやり遂げるには、きっと判断力とかが大事なんだろうなぁ。

怖くても一歩踏み出す勇気、自分にも欲しいです。

 

ファッションショーのシーンや様々なシーンで

マリメッコのファブリックがたくさん見れるので

そういう点も個人的には楽しかったです。